〔秘伝書②〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード2/売れっこないもの売ってみた ~ダメそうなこと+だからいい~」
- 第一章.土台づくり⑥
- 創意工夫社会の到来、限界線のその先へ 〜英知の統合と全員〇〇~【2.06】
限界線のその先に
成果を出し続ける人や組織は、本当の限界がどこにあるかを知っています。標準的な課長やメンバーが引いた限界線の先に本当の限界点があります。何であれ、真の限界点に挑み続けられる安心感を無限に与え、創意工夫の成功体験や失敗体験を積み重ねます。
創意工夫社会の到来
限界を目指すことが個人の能力を劇的に引き上げます。組織力の差は組織として限界まで挑戦した経験の有無で決まります。言われた仕事をやれば自然と儲かる時代は過ぎ去りました。創意工夫した実践知こそが最大の経営資源となる創意工夫社会の到来です。
全員参加、すごい会議®︎
言ってはいけない問題や組織のひどい真実さえも共有する全員参加型のすごい会議®︎を定期的に開催します。メンバーが「これまでとは何かが違うぞ」と感じる会議開催通知※1を送ります。主催者の本気度合が、これまでの限界を超える本音を引き出します。
頑張れと言いながら
「方向性が見えない。情報共有がない。こんなくだらない商品、売れるはずはない。頑張れと言いながら離れ小島に追いやる。決断を先延ばしし自ら責任を取らない。ユーザーがいるのに赤字で撤退と言う。NAVi製造販売会社との温度差が大きい」※2
矛盾と向き合う
言えない問題を口にできるムードづくり、言えない問題の解決、それらの矛盾と向き合うことこそが課長が取り組む仕事です。マイナスの口癖を唱える人で溢れかえった理由は、商品の本当の強みと弱みを知らない、そして明確な目標がなかったからです。
みんな「いいね」は⬇︎
競争下では、みんなが「いいね」する計画は失敗します。みんなの「いいね」でうまくいくのであれば、世の中のプロジェクトは大体成功します。しかし、勝者は少数です。勝機はみんなの「いいね」の先にあります。反対者が出る尖った計画が必要です。
限界線のその先
営業ツールは関西支部外も使用フリーにするなど尖ったとしました。営業手法やツールは英知を統合し、開発し続けるため、出し惜しむ必要がありません。オープンにすることが、固定概念でつくられた限界線のその先の限界線を目指す勇気になります。
全員営業の誕生
事業の再建にはあらゆる面で当事者意識が必要です。全員〇〇を断行します。1年後、限界を超えた最高の営業、全員営業が誕生しました。営業改革を成し遂げた本質は手を変え品を変え、挑み続けたことにあります。チームNAViの大進撃が始まります。
- to do 11:境界線の先に挑み続けるための安心感を与える。(応援する)
- to do 12:競争下ではみんなが「いいね」しない、尖った計画を策定する。
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