エピローグ【1a9】

秘伝書・エピソード1

〔秘伝書②〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード2売れっこないもの売ってみた ~ダメそうなこと+だからいい~」

  • エピローグ【1a9】

本稿は、営業第一課発足から7年後に開催したイベント「デジタルコミュニケーション As-Is ➟ To-Be 202X of 営業第一課~コストセンターからプロフィットセンターへ。動き出す、ハマらないサービス〜」の開会挨拶を書き起こしたものです。

赤字三兄弟

MNV保守、TRAi、NAViの3つの事業は営業的な要素は持つものの、大半はコストセンターの位置づけです。収益面では赤字三兄弟とひとまとめにされる日の当たらない後ろ向きな事業でした。事業の生き残りを掛けたデジタル改革に挑みました。

ハマらないサービス

「とりあえずやってみる」というソリューション思考で後ろ向き事業を全員でリノベーションし、価値を高め続けた先に歓喜がありました。コストセンターから利益を生み出すプロフィットセンターへの道を目指す「ハマらないサービス」が動き出します。

波及効果は全社に及ぶ

営業第一課発足から7年後の今日「デジタルコミュニケーション As-Is ➟ To-Be 202X of 営業第一課」を開催します。後ろ向きだったはずの事業は、それぞれが輝きを見せています。デジタル改革の波及効果は、MNVトレイル社全社に及んでいます。

シナジー効果を発揮

3つの事業はシナジー効果を発揮してきました。NAVi事業の挑戦がMNV保守事業の改革に繋がりました。MNV保守事業が大切にした言葉「より少なく、しかしより良く」がTRAi事業の改革に注ぎ込まれ、両事業は収益構造を黒字化しました。

孤独と自由と責任

歴代大阪南支社長からの「コンプラ問題の膿は出し尽くした。あとはまかせた」「ここは独立国家。好きにしてよい」の言葉が孤独と自由を与えました。プロジェクトマネジメント思考で成果と改革、育成の責任を全うしました。一番の成果物は人です。

もう一人の自分がいる

今回の発表者は7年前を知る最後の中堅、伊謙さんと谷園さん、直近の異動者4名です。プロジェクトが進み、限界を越える度に各々が自分の中に「もう一人の自分」がいることに気付き始めています。クリエーター、革命家、政治家、宗教家が躍動します。

新しいステージへ

ここから営業第一課は新しいステージへ向かって走り出します。As Isは生まれ変わった現在の状態、To Beはこれから手に入れる理想の状態を表します。今日、デジタル化の軌跡と未来を共有します。良いところは堂々とパクり合い、オマージュしましょう。

No.1探しから始める

最後に、ハマらないサービスとは、MNVトレイル社の固定概念にハマらない、泥沼にハマらない、既成品のパズルにハマらない、未完成な未来にハマるサービスです。では5つのポータルサイト名に隠された共通点、「No.1探し」からこの会を始めます。

後記)営業第一課発足7年目に加わった統計分析王の三須さんのオリエンテーション時、ハマらないサービスのコンセプトと興味があれば主担当にすることを伝えました。条件は、潜在顧客のいいねがもらえそうな宣材づくりです。半年後、パンフレット案が完成しました。番頭の石準さんと三須さんのコンビで支社長のいいねを勝ち取りました。営業第一課は新しいステージへ向かって既に走り出していました。

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