〔秘伝書②〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード2/売れっこないもの売ってみた ~ダメそうなこと+だからいい~」
- 第四章.3年間のキセキ②
- マイナスからのチームづくり ~低迷と変革と再出発と躍動と縮小~【2.41】
パワハラもどきも
メンバーからは失望やあきらめ声がダダ漏れでした。一部の番頭によるパワハラもどきも横行していました。ゼロではなくマイナスからのスタートでした。強者には下手に弱者には高圧的に出る卑怯者より、能力半分でも精勤者を選びます。即異動です。
優秀かではなく必要か
卑怯者のメンタリティは伝染します。メンバーは優秀かどうかではなく、必要かどうかで決めます。チームNAViは、低迷期、変革期、再出発、躍動期、事業継続に向けた安定体制構築期を経て、事業累積赤字最小化に向けた体制縮小の道を歩みました。
低迷期、変革期
チームNAVi発足前の低迷期、組織は硬直していました。改革を進めるためにプロジェクトマネジメント思考で学習する組織を目指し、プロセス資産を蓄積し、学ぶ機会を提供し、ダイバーシティマネジメントに注力することで変革期に入りました。
再出発、躍動期
再出発として、コンパクトな組織による柔軟な運営を志向しました。NAVi導入実績の積み上げ、重要燃料充填所の更新、試乗会成功、中核人材加入等を経て、士気が高まりました。躍動期は、脱皮を目指し、2班からマルチな1班体制へ移行しました。
新入社員の邑西さん
事業継続に向けた安定体制構築期では、今後10年以上NAVi事業を継続するための環境を整備しました。さらなる中核人材と10代の新入社員が加入し、現場対応要員を増強しました。大阪南支社の表彰制度で3名が続けて表彰される快挙もありました。
全員が小リーダー
学習する組織を目指して、感動するサービス、コトバの力、交渉力、謝罪の極意、働きがいづくりなどのスキルアップを重ねました。キャリアアップローテーションや専門性向上支援とアクションプランが融合し、全員が小リーダー機能を発揮しました。
骨を埋める輝松さん
しかし、提案できるNAViがなくなりました。NAVi事業累積赤字最小化に向けて体制縮小です。201X年と比して社員数は半減です。少数精鋭です。他課所に修行に出ていたNAVi経験者が再集結しました。出戻った輝松さんは骨を埋める覚悟です。
ハッピーエンド
一人ひとりが物語の主人公でした。物語なので、たとえ今はうまくいかなくても、ハッピーエンドに向かっていると全員が信じています。信じて、行動し続けることの大切さを知っています。どんな仕事でもワクワクドキドキ感がなければ成長はありません。
- to do 81:メンバーは、能力が高い卑怯者より、能力半分でも精勤者を選ぶ。
- to do 82:メンバーは、優秀さではなく、必要か、機能発揮しているかで選ぶ。
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