信頼構築に才能なんていらない【1.43】

秘伝書・エピソード1

〔秘伝書①〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード1人類の祖先、木登り下手説 ~創意工夫はやがてみんなを豊かにする~」

  • 第八章.虎の巻と秘伝書外伝③
  • 信頼構築に才能なんていらない ~コミュニケーション面談・虎の巻~【1.43】

無駄話の推奨に繋がる

コミュニケーションもルールと同様に、より少なく、しかしより良くを追求します。コミュニケーションの量が多いことを良しとすると、無駄話の推奨に繋がります。より少ないコミュニケーションの量で、より良い成果を出す仕組みづくりと演出を考えます。

相手を知る努力

信頼関係は相手を知る努力で構築します。才能はいりません。半年毎に行うメンバーとの個別面談は、一人45分を目安とし、60分の枠を用意します。30分経ったころからようやく本音が出はじめます。より良い演出のため、面談は毎時15分から開始します。

00分を跨ぐ演出

15分に開始する理由は、15分単位で仕事を区切る意識づけと、面談機会の重要性を伝えるためです。同じ50分間でも14:00〜14:50と00分を跨ぐ演出がある14:15〜15:05では印象が違います。メンバーを心から大切に想っていることが伝わります。

一見、あざとい

面談直後に「メンバーの特徴を知るシート」に記憶を留めます。半年後の面談前に記憶を呼び起こし、面談のなかでメンバーの影の印象的な部分を囁きます。例外なく驚嘆します。一見、あざといですが、より良い関係をつくるための努力のひとつです。

間接的にも褒める

間接的にも褒めます。「〇〇番頭も〇〇の件は良くやったと褒めてたよ」と伝えれば、番頭への信頼も高まります。社交や互助が高まります。番頭がメンバーと面談するときには、課長の陰褒めも伝えてもらいます。直接言う以上に称賛の信憑性が高まります。

日頃から私を見て!

「私、褒められて伸びるタイプです」と言うメンバーの真意は、日頃から私を見てほしいという承認欲求です。随所で番頭からも「課長の陰簿め」を伝えてもらい、日頃から良く見ていることが伝わっていれば、褒めても叱っても素直に受け入れてくれます。

陰褒めが溢れる職場

信頼できる人の言いたい放題の一言は真摯に受け取ります。派遣社員からの小さな要望も着実に解決すれば、本音が集まります。「○○さんが楽しかったと言いながら面談から戻ってきましたよ」とメンバーが囁きました。陰褒めが溢れる職場になりました。

一粒で二度、美味しい

人事研修等の報告書でメンバーの上司コメントを記載するコミュニケーション機会でも、一粒で二度以上美味しいを目指します。名前を伏せたうえで、ポータルサイトに同じコメントをアップします。みんなに気付きや振り返りの機会を平等に提供します。

  • to do 85会議や面談はスタート時間や所要時間を15分刻みで設定する
  • to do 86番頭からメンバーの美点を聞き、番頭の陰褒めとして本人に伝える。

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