〔秘伝書①〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード1/人類の祖先、木登り下手説 ~創意工夫はやがてみんなを豊かにする~」
- 第八章.虎の巻と秘伝書外伝⑤
- 小論文ライティングサポートサービス 〜昇級論文力アップ・虎の巻★~【1.45】
経験を他者の参考に
論文は、自身の経験を一般化して他者の経験にし、他者の参考とするために書きます。学校のテストのように唯一無二の正解があると信じ、当たり前のことを書くと撃沈します。恐ろしいことに論文、作文、業務報告の違いを理解する受験者は少数派です。
鍵はお題の理解にあり
スピーチの極意と同じです。書きたいことを書くのではなく、相手が読みたいものを書きます。論述力と読解力は表裏一体です。鍵はお題の理解にあります。出題者は考え抜いて「こういうことを聞こう」と出題します。いくら練習してもお題無視は零点です。
立ち止まり、考え抜く
最初に自分なりにお題をどう解釈し、定義したかが読み取れるように書きます。ここで、しっかりと立ち止まって考え抜けるかが分岐点です。キーワードを定義し、持論を展開すれば必ず「この作者は出題意図をしっかり理解できている」と評価されます。
未来志向、構造改革
他者が気付かない未来志向でゴールを設定し、構造改革に繋がる象徴的な打ち手を深掘りします。ゴールがあまりにも近いと現在の延長という評価になります。視点は個別・具体寄りといった担当者目線より、一般・抽象といった管理者目線にします。
決意表明は加点なし
論文とは型にはまった文章です。お題の解釈(何のために取り組み、何を明らかにするのか)、答え(問に対しどのような答えを出したのか、結果何が分かったのか)、論拠(どう論理展開されているか)だけが評価の対象です。決意表明は加点されません。
論拠なければ業務報告
お題の解釈で評価の上限点が決まります。答えの正しさに拘る必要はありません。論拠となる考え方や行動指針、どんな問題意識で課題形成し、問題解決、目標達成していく論理構築の思考力が試されています。論拠がなければ、それは単なる業務報告です。
バランス感覚ないの?
時間配分する力も試されます。複数の設問の場合、一問目で力尽きる受験者が散見されます。仕事の進め方、バランス感覚のなさを露呈しています。設問がひとつの場合でも準備できる書きやすいところではなく、重要なところほどあえて分量を厚くします。
知らない世界を知ろう
昇級論文力アップ・虎の巻を受講後、「書き方を初めて教えてもらいました」の言葉を度々聞きます。独学しない人は賢者になれません。論文の書き方も同じです。自分の知らない世界を積極的に知ろうとする人、準備をできる人だけが賢者になれます。
- to do 89:昇級試験の対象者に限らず一年に一回、論文を書いてもらう。
- to do 90:自分の知らない世界を積極的に知ろうとすることを習慣化させる。
★reference「論文作成術/論文作成で「一番大事なこと」。鍵は問題文の理解にある。」「昇級論文力アップ“虎の巻(完全版)”」
コメント