〔秘伝書①〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード1/人類の祖先、木登り下手説 ~創意工夫はやがてみんなを豊かにする~」
- 第一章.観察力、行動力 外伝①
- 突然課長になった貴方への贈り物① ~営業第一課長訓示録★〜【1.01】
公平な機会の提供
事業改革はプロジェクトマネジメント思考で10年計画を掲げるも組織づくりは3年で軌道に乗せ、後は誰がやってもうまくいく組織にすることを目指しました。短期決戦とし、戦闘力の高いメンバーに時間を割く一方で全員へ公平な機会を提供しました。
能力に関係なく順番が
訓示は課長以上の役割として、スピーチ能力に関係なく順番が回ってきます。大阪南支社の全体朝礼で四半期毎に話す際は、自組織メンバーへの語り掛けと自組織活動のPR、中身や意味あることを話す、同じフォーマットで話すという3点を心掛けました。
その場で実践できる要素
営業第一課、NAVi、MNV保守のワードを出来るだけ使い、その場で実践できる要素、投げ掛けを取り入れました。フォーマットは前回の振り返り→本日の内容→伝えたいことの復習→内容を安全に置き換え、全編を通したテーマ性も持たせました。
いつでも誰でも
訓示も言いっ放しにせず、訓示録として記録に残します。ポータルサイトに掲載し、誰でもいつでも何度でも見られるようにします。より少なく、しかしより良くを追求します。新メンバーも一読すれば、オンリーワンな用語も共通語として理解できます。
次のステップへの儀式
記録に残すことで、頭の中に余白をつくります。次のステップに進むための儀式です。気が楽になります。すべてを記録に残しました。経験や実績がなくても、このくらい動けば、このくらいの成果は誰でも出せるんだという勇気を後世に残せれば十分です。
過去と未来は同じ距離
視座を高めることでマインドセットを固定型から成長型へ変えていきます。自分で視点を上げる方法のひとつは歴史を学ぶことです。過去の視界と未来の視界は同じ距離感を生み出します。経験以外に歴史を学び、実践することで視界は確実に広がります。
制約は人生をも豊かに
変革と創造において多種多様な制約は必要で、人生さえも豊かにします。大切なのは、この組織にいる間に何ができるのか、何を経験できるのか、何を感じられるかです。訓示録や事業の概況、秘伝書等は必読書です。感覚の入口を変えてもらいます。
観察力と行動力を持つ
感覚を変えなければ出口は変わりません。使わないものは省略するのが人の体です。成功者には、人の気持ちを想像するための観察力や行動力、目の前の物事が自分とどう関係あるか結び付ける力があります。本章では、組織づくりに役立つ話を紹介します。
- to do 01:マネジメントは、戦闘力の高いメンバーにより多くの時間をかける。
- to do 02:訓示も記録し、後のメンバー全員と共有する。(言いっ放さない)
★reference「大阪南支社営業第一課長訓示録」
コメント