終わった後にエネルギーが満ち溢れている会議【1.39】

秘伝書・エピソード1

〔秘伝書①〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード1人類の祖先、木登り下手説 ~創意工夫はやがてみんなを豊かにする~」

  • 第七章.体験から始める 外伝
  • 終わった後にエネルギーが満ち溢れている会議 ~すごい会議®︎★~【1.39】

意思決定、約束の場

会議とは意思決定、約束、問題解決の場です。情報共有は連絡会です。不確定要素があるため、唯一正しい答えはありませんが、それでも提案、明確化のための質問、リクエストを繰り広げ、意思決定します。当初は半年に1回、すごい会議®︎を開催します。

ドリームメンバー選出

問題解決できるドリームメンバーを選出し、これまでとは違うと感じるパワフルな会議開催通知を送ります。会議室や文具はもちろん、レイアウト、室温にも拘ります。お菓子と飲み物も用意します。頭を使うと血糖値が低下し、甘いものが欲しくなります。

場の変化を実況

場の空気を口に出して表現できる人を司会者に選びます。会議中の場の変化を実況します。なぜで聞くと言い訳が、どのようにと聞くと対策が返ってきます。時間通りにスタートします。遅れてくる参加者の人数や時間は、会議の期待値のフィードバックです。

×定刻になりました

第一声は「定刻になりました」でなく「参加ありがとうございます」です。出来るだけ早い段階で参加者全員が本当に会議に参加している場をつくります。何を言ってもいいムードもつくります。終了時間も必ず守ります。他の人が平気で破る約束を守ります。

誰にも言えない問題

次のレベルに進めるのに現時点で問題・障害となっているもののうち重要なものを聞きます。ここからが限界を超える戦いです。誰にも言えない・言ってはいけない問題を聞きます。会社や組織のひどい真実を聞きます。参加者自身のひどい真実を聞きます。

言えない問題の解決

言えない問題の解決こそが課長が取り組む仕事です。会議の終盤には、約束となる宣言文をつくります。日付、効果測定できるチャレンジングな目標、達成で得られる精神的意味合いのインパクトを入れます。最後に宣言文にニックネームをつければ完成です。

提案が溢れている会議

すごい会議®︎に限らず、会議が終わった後にメンバーがエネルギーに満ち溢れている会議を目指します。会議中は、提案、明確化のための質問、リクエスト以外の発言は、99%無駄話です。メンバーが待ち遠しくなるのは「提案」が溢れる会議です。

ヒントをあぶりだし

次世代型の組織づくりと、事業改革を完遂できた理由は、メンバーのホスピタリティと創造性、開き直り、変化の受容にありました。課題設定や課題解決のヒントは、すべてメンバーの頭の中にありました。それをあぶりだしたのがすごい会議®︎でした。

  • to do 77会議中の発言は、提案、明確化のための質問、リクエストと心得る。
  • to do 78会議の冒頭は、時間通りに参加してくれたことへの感謝を伝える。

★reference「終わった後にエネルギーが満ち溢れている会議の進め方」

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