イベントって楽しい【3.25】

秘伝書・エピソード3

〔秘伝書③〕「不振事業の再生。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード3/赤字から稼ぐへ ~「高くても売れる」超優良サービスづくり~」

  • 第三章 3年目のキセキ⑥
  • イベントって楽しい ~時間と場所の共有、共通体験づくり~【3.25】

組織には人格がある

会社のことを法人といいます。組織には人格があるということです。組織の持つ感情の中にチームの成長を阻害する要因やヒントが隠れています。価値観と感情を揃えるためには、より多くのメンバーと定期的に時間と場所を共有する必要があります。

価値観が同じ人は戦力

強い組織はメンバーの業務遂行上の価値観が揃っています。このため、能力のある人より、価値観が揃っている人を戦力とします。連帯感とコミュニケーションの維持は永遠のテーマであり、これらが希薄な職場では働きがいを感じることができません。

安定するために変化する

専門チームの行動価値観のひとつは、安定するために変化することです。真の安定とは変化に向き合い、変化をチャンスと捉え、行動することです。変化し、成長することこそが安定であり、同じことをやり続けることは不安定であることに気づくことです。

参加型の共通体験づくり

時間と場所を共有できる参加型の共通体験づくりを行うとまとまりが出てきます。委託先も含めた社内関係者の一体感や連帯感を高めるために、共通体験づくりに投資します。技能選手権やメーカー工場見学、展示会見学等のイベントを定期的に開催します。

時間外イベントの有効性

一方で、勤務時間外のイベントは有効か否かの確認が必要です。専門チームでは、勤務時間外に行われるチーム全体の懇親会は行ないません。理由は、時間外はどうしても諸事情で参加できない人がいるためです。イベントによるマイナス効果があります。

全員参加型の会議

代わりにチームの戦略や目標達成状況、問題意識を分かち合う全員参加型の会議を開催します。風通しやチーム間の協力関係を良くするためには、情報開示の透明性も必要です。積極的に情報開示します。問題意識も目安箱ではなく、一斉に棚卸しします。

年一回、レイアウト変更

年一回を目安に執務場所やレイアウトの変更を行います。あらゆる適応力が増します。座席配置も動線分析し、コミュニケーションが取りやすいように番頭は島の中心に座ることやチーム別の接点面積の最大化、喫煙有無を考慮する等の工夫を施します。

イベントって楽しいを実感

勉強会やクリーンオフィスデイなども含めて一年中、共通体験づくりを計画します。主催者は参加者に喜んでもらうために創意工夫します。相手に喜んでもらうという仕事の基本が身に付きます。「イベントって楽しい」を実感できる職場は成長します。

  • to do 48:一体感や連帯感を高めるための共通体験づくりに投資する。
  • to do 49:執務場所やレイアウトの変更を年一回行う。

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