〔秘伝書③〕「不振事業の再生。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード3/赤字から稼ぐへ ~「高くても売れる」超優良サービスづくり~」
- 第四章 4年目のキセキ⑧
- インナーブランディングから始める ~ブランディング戦略の再定義~【3.36】
社内理解と実践
インナーブランディングとは、社内関係者に向けて行うブランド戦略です。事業ブランドや商品ブランドの社内理解と実践を促す活動です。業務委託先を含む社内関係者と事業理念や事業コンセプトの共有などを通じてブランド価値の向上を実現していきます。
インナーブランディングから
アウターブランディングとは、顧客等の社会に向けて行うブランド戦略のことです。企業はアウターブランディングを重視しがちですが、ブランドをつくるのはメンバーに他なりません。専門チームではインナーブランディングから取り組みを始めました。
「標準」の二文字を追加
「高品質で感動を与える保守標準サービスによって顧客が安心して快適にMNV設備を使用し、更新営業を行わなくても機器更新が循環するエコシステム」これが専門チームのビジョンであり、ブランド戦略です。今回「標準」の二文字だけを追加しました。
人格づくり
ブランドとは何かのひとつの答えは、MNV保守チームという人の人格です。人格づくりは事業理念や事業コンセプト、マニュアルを基本としますが、目指すところはマニュアル等を考慮したうえで、そのマニュアル等を超えることです。
保守チームらしいか
メンバー各々、判断に迷ったときにはMNV保守チームらしいかという判断基準で行動します。一見曖昧に感じるかもしれませんが、実はとても強い判断軸です。また、組織のつなぎ役として優秀な番頭がいる会社はインナーブランディングがすぐに進みます。
育てる過程こそが重要
これまではブランドをつくることに注力し、リーフレットづくりなど数多の活動を進めてきました。5年目からはブランドを育てるステージに入ります。ブランディングとは育てていく過程こそが重要です。人格づくりという視点で仕事を見つめていきます。
常に顧客の頭の中に
ブランドイメージは常に顧客の頭の中にあります。そして私たちの誠実さがブランドを支えています。伝えるべきことをしっかりと顧客に伝えて、初めてブランドイメージは生まれます。ブランドづくりの主役は顧客との接点にいる私たち一人ひとりなのです。
三方良し!
キャスト一人ひとりが残りのキャストの幸せのために働いている、それが建前でなく本当に体現できている環境がある今、ビジョンで掲げた「みんなほほ笑む ~三方良し!~」という最高のビジネスの実現は希望ではなく確信へと変わっていきました。
- to do 69:ブランディングは、インナーブランディングから始める。
- to do 70:インナーブランディング戦略のリーフレットを作成し、共有する。
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