〔秘伝書②〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード2/売れっこないもの売ってみた ~ダメそうなこと+だからいい~」
- 第四章.3年間のキセキ④
- 困ったら仲間づくり、絆の見える化 ~アライアンスと共同営業~【2.43】
不満や不安も解消
事業の目的を単に自組織の売り上げや利益の追求にとどめないことです。事業とは、社会に対してどのような価値を提供するかです。MNVトレイル社関西支部を取り巻く様々なステークホルダーが抱える不満や不安も一緒に解消していきます。
誰もが幸せになる提案
新ビジネスを始めるときにまず目指すことは、誰も損しないビジネスモデルの提案です。誰も損しない提案とは、誰もが幸せになる提案です。誰も断りようがありません。同じ業界にいても競合とは限りません。取引先も受発注だけの関係ではありません。
アライアンス改革
NAViの営業は全国的に懇願一本槍でした。高度な営業手法の確立を目指すなかで、自社だけの取り組みに留まらず、あらゆるアライアンス先を模索しました。NAVi業界全体のアライアンス改革を進めました。困ったときにはまず仲間づくりです。
見えないものも評価
強い会社は、自社の立ち位置が見えています。目に見えないものも評価します。顧客、取引先、競合先とのとの絆をどう繋ぐかです。勝負する土俵の範囲をどう定め、価値を創出するシステムをどう構築するかです。あらゆる関係性に深みを持たせていきます。
東名神中九キャラバン
商品の認知度向上を目指すのであれば、競合会社との共同営業は自然なことです。超大型NAVi導入を共同提案し、導入診断レポートも連名で作成します。試乗会もコラボし、東名神中九キャラバンとして盛り上げます。広告掲載費は両社から提供します。
共同営業で当社も潤う
他社経営のNAVi燃料充填所運営会社とも共同営業しました。他社経営のNAVi燃料充填所運営会社の取引先のNAVi台数が増えれば、他社経営のNAVi燃料充填所の販売量が増えます。そこにn‐アロモニアを供給している当社も当然潤います。
補助金創設の働きかけ
超大型NAVi導入を検討していた地元のIKKO京阪運輸に京阪南トラック協会へ、超大型NAVi導入補助金創設を働きかけてもらいました。文案は当社が作成するという共同営業です。IKKO京阪運輸は後に複数年計画で超大型NAViを導入しました。
見えない絆の見える化
見えない絆を見える化する努力も怠りません。大手の滋賀運輸と超大型NAVi普及の合意書を締結しました。幹線協力会社連絡会での超大型NAViのPRやアンケート協力、プライベートスタンド開放実証など最も破壊力のあるアライアンスでした。
- to do 85:まずは誰も損をしないビジネスモデルがつくれないかを考える。
- to do 86:成果を一気に出すにはどことアライアンスを組めば良いかを考える。
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