〔秘伝書①〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード1/人類の祖先、木登り下手説 ~創意工夫はやがてみんなを豊かにする~」
- 第八章.虎の巻と秘伝書外伝①
- たまさかにあらず、謙遜さなんていらない 〜無事故無災害・虎の巻〜【1.41】
7年連続無事故無災害
営業第一課誕生以降、7年連続無事故無災害を記録しています。理由のひとつは業務特性にあります。営業第一課はラグビーのようなチームプレイをしています。個々人の役割が異なり、連携が必須なため、視野が広く、次元の高い集中力を保っています。
集中することは難しい
周囲の車に余計なブレーキも踏ませません。注意事項は「交通ルールを守り、運転に集中する」だけで十分です。事故を起こす人は、運転に集中できません。私たちの体は、強く意識しないと集中できず、集中することは実はとても難易度が高いことです。
ながら〇〇の安心感
私たちは人である前に動物です。動物は食事や睡眠に集中しすぎると狩られてしまうので「ながら〇〇」することで何らかしらの安心感を得ています。ながらスマホで良い情報を見つけると「やっぱりスマホを見て良かった」と「ながら〇〇」を正当化します。
事故の先に意識を回す
営業第一課は、事故ゼロではなく、対応力No.1部署を目指します。目標をゼロにすると発生時に隠ぺい工作に走ります。活動量を減らす人も出ます。事故の先まで意識を回せば安全意識は保てます。災害時は、まずは被害者救済です。初動が大切です。
物事には階層がある
物事には階層があります。個人任せの職場は第二階層留まりの対策です。第一階層は「安全装置や運転技能、知識向上」です。第二階層は「行動特性の理解と克服」です。仕事の視野が狭い、進め方が下手、話を聞けない、理解力が劣る人をフォローします。
ダメージを与えるなら
ここから組織力です。第三階層は「職場環境の向上」です。残業削減やストレス軽減など働きやすさを追求します。第四階層は「互助関係の醸成」です。連携を意識し、チームワークを高めます。課長にダメージを与えたいなら交通事故が効果的と囁きます。
不安定な状態と内製化
第五階層は「対応力、適応力の向上」です。頻繁にレイアウト変更をするなど刺激を増やし、あえて組織を不安定な状態にします。イベント開催や宣材づくりは内製化します。対応力や適応力を高めます。連続無事故無災害は、たまさかではなく必然でした。
必負も可能となる
なぜかじゃんけんの強い人がいます。必勝法を聞いても「たまたま」と返答します。そういう人は、単純に運が良いのではなく、自分なりの必勝法があります。謙遜で終わらせずに必勝法を見出すと必負も可能です。小さく負けて大きく勝つ、これも戦術です。
- to do 81:物事は第三階層以下まで深掘りして考える。(凡人は第二階層まで)
- to do 82:上手くいったときに「たまたま」で片づけずに必勝法を見出す。
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