〔秘伝書①〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード1/人類の祖先、木登り下手説 ~創意工夫はやがてみんなを豊かにする~」
- 第一章.観察力、行動力 外伝⑤
- エネルギーの源泉は行動すること ~行動力:めんどくさいの正体★~【1.05】
グーチョキパー体操
営業第一課では、朝にグー・チョキ・パー体操をする日があります。右手をグー、左手はパーで合図に合わせて左右を5回入れ替えます。3つの組み合わせを順番にします。これを「あとでやってね」となるとめんどくさくなり、やる人は2割を下回ります。
脳が活性化、スッキリ
グー・チョキ・パー体操後は脳が活性化し、スッキリしています。めんどくさいは脳に余裕があるときに生まれます。その余裕で本来考えなくてはいけないこととは別に「めんどくさい」ということを考えてしまいます。めんどくさいと感じる理由は二つです。
睡眠は大事
一つは、脳の処理能力が低下している寝不足、寝たいのに何かするときです。良い睡眠は「めんどくさい」を遠ざけます。睡眠は大事です。めんどくさいことを避けられないときは、脳が一番覚醒する昼2時頃にすると「めんどくさい」を感じにくくなります。
成長の余地がある合図
二つ目は、苦手なこと、自分の枠を超えること、新しいことをしようとするときです。今まで使っていなかった脳細胞を動かすためです。この類のめんどくさいを感じたときは、苦手なことを克服するチャンス、成長の余地がある合図だと考え、挑戦します。
人である前に動物
分かっているけど動けない人の多くは、行動より感情が大事と思い込んでいます。私たちは人である前に動物です。動く物です。全ての原動力・エネルギーの源は、動くこと、行動することから生まれます。動くのが先、良く考えるのは後からで十分です。
身・口・意の順番
密教に身口意(しんくい)という言葉があります。身とは行動、口とは話す言葉、意とは感情・考えていることです。身口意は、一致させることが大事です。加えて、その順番が大事です。身・口・意の順番が逆、意・口・身になると行動できなくなります。
心底楽しむために
私は週2回、ただ単に走ります。呼吸に意識を集中し、自分を見つめ、瞑想します。今、既に人生の本番は始まっています。人生に大それた意味はありません。それでも一度きりの人生だからこそ心底楽しむために感情的な意味を求めず、まずやってみます。
働くってなんか楽しい
20歳代は色々なめんどくさいことに挑戦します。40歳を過ぎれば自分にしかできないめんどくさいに絞って挑戦します。我慢や拘束されている時間で給料もらっているわけではありません。めんどくさいの先に「働くってなんだか楽しい」が待っています。
- to do 09:めんどくさいを遠ざけるためにも、良い睡眠をとる。
- to do 10:40代以上は「自分にしかできないめんどくさい」に絞って挑戦する。
★reference「めんどくさいのメカニズ ~身口意(しんくい)の法則~」
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