〔秘伝書②〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード2/売れっこないもの売ってみた ~ダメそうなこと+だからいい~」
- 第一章.土台づくり⑨
- いざプロジェクトマネジメントの世界へ 〜フレームワーク×AP~【2.09】
アクションプラン96
あらゆる関係者をプロジェクトマネジメントの世界へ引き込みました。プロジェクト計画書を策定してからが本当のマネジメントの始まりです。フレームワークが思考を促します。3年間で合計96件のアクションプラン(AP)を設定し、挑み続けました。
安定成長の実現
フレームワークは全体像を捉えて、ときには業界構造や既成概念さえも変えながら人々の不満や不安を解消し、安定成長を実現させていくためのものです。フレームワークがあれば、得意分野や興味のある分野にアクションプランが偏ることも防げます。
8つのフレームワーク
フレームワークは7項目前後がベストです。今回は、プロジェクト目的の共有、チームづくり、新たな価値の付加、事業スタンスの共有、ステークホルダーとの関係深化、営業手法のスパイラルアップ、逆風と追い風、大量導入への布石の8項目※3です。
考えながら考える
活動基本方針も設定します。書き出すことで実現可能性は高まります。スローガンがあるとプロジェクトの方向性を認識しやすくなります。文言はメンバーと社内関係者への影響を考えながら考えます。スローガンは、近未来を示し、軌跡にもなります。
1年目:激動と見極め
国や地元行政等の支援策を活用しながら、貨物分野を事業回復の柱としたn-アロモニア開発及び収支改善を進める激動の一年。本社や他支部を巻き込んだNAVi事業の見極め、次年度の当社NAVi事業スタンスの意思決定を行う。
2年目:感動営業
試乗会等を活用した超大型貨物車の実績積み上げと中長期的な視点での営業開発 〜完璧な準備とコトバ(話し、書き)の力で、相手に(見えない相手にも)感動を与える営業・心を揺さぶる営業を展開し、顧客から導入してよかったのひと言を味わう〜
3年目:ブランドづくり
活動の原点は絆の強化。NAViを売るのではなく、新しい時代の売れる流れ(ブランドづくり)を完成させる一年 〜商品のその先を大切にする。どんな変化を生みだし、喜びを循環させるのかをイメージし、多くのたった一人に商品を届けていく〜
4年目:数字に拘る
共創をとおして「将来を見通した新たな価値」の数々を結実させ、NAVi開発の数字に拘る一年 〜もうムリからが挑戦の始まり。大きな壁はやり続けることでしか壊せない。大きな成果を手に入れるのは最後まで創意工夫し続ける私たち〜
- to do 17:内部文書も社内外の関係者が見てどう感じるかを考えながら考える。
- to do 18:スローガンには、力強く、象徴的なワンフレーズを入れておく。
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