〔秘伝書①〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード1/人類の祖先、木登り下手説 ~創意工夫はやがてみんなを豊かにする~」
- 第四章.見える化⑥
- 世界観の共有 ~ワークスタイル、嬉しい褒め言葉、トリセツ~【1.22】
根源は情報量の少なさ
組織の運営にあたって人間関係の悩みは避けて通れません。有期のプロジェクト運営であっても同じです。人間関係の悩みの根源は情報量の少なさにあります。営業第一課では積極的に自己開示をし合います。気分予報ツール・IKARIKAIはその象徴です。
世界観の共有
営業第一課発足一年後、2回目のすごい会議®︎の同日、影響力の法則を学ぶスキルアップ勉強会のなかで、世界観やワークスタイルを共有しました。世界観は、仕事上のプライオリティや大切にしている価値観、仕事の経歴、専門分野など11項目です。
ワークスタイルの共有
ワークスタイルの共有も、相手を想像し、チェックします。当日は自らをチェックし、結果を共有しました。発散型思考か収束型思考か。リスクを求めるか避けるか。論理的か直観的か。権威を重視するか軽んじるか。競争的か協力的かなど15項目です。
言って欲しい褒め言葉
仕事上で言われて嬉しい褒め言葉も共有します。「ありがとう。助かる。早い・迅速。親切・丁寧。頑張ってるね。オッケー・完璧。気が利くね。相談して良かった」などがあげられていました。それぞれが何を大切にして仕事をしているかも分かります。
コンプラCS向上宣言
コンプライアンス・顧客満足度向上宣言も共有します。私の宣言は「プラス思考で取り組みます。強弱つけます」(コンプライアンス)や「顧客の関心ごとに関心を持ち、問題解決のお手伝いをします。能動的に顧客の声を集めます」(CS向上)などです。
トリセツの共有
トリセツも共有します。生まれ年、星座、血液型、出身地などの概要、特徴、隠れ機能、嫌いなことなど安全上の注意点、いつどんなとき話しかけていいか、普段思っていることなどを記載します。他者の使用感(応援コメント)が記載されて完成です。
知ってもらう喜び
コミュニケーションの機会は少なくとも、質・量とも十分です。年一回の各取り組みと、日々の気分予報ツールで、互いを尊重し、助け合う文化が築けました。知る努力と知ってもらうために始めた活動が、知る喜びと知ってもらう喜びに溢れています。
ドラマの主人公に
プロジェクトメンバーを選ぶときは、プロジェクトの人格、価値観に合いそうな人を選びます。スキルはどうにでもなります。一人ひとりの世界観や好きなこと、称号を参考に、メンバー一人ひとりをドラマの主人公にし、ドラマに溢れたチームを創ります。
- to do 43:メンバー同士が積極的に自己開示できる機会をつくる。
- to do 44:メンバーを知る努力と、メンバーに知ってもらう努力を怠らない。
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