〔秘伝書③〕「不振事業の再生。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード3/赤字から稼ぐへ ~「高くても売れる」超優良サービスづくり~」
- 第四章 4年目のキセキ①
- 天運はベストを尽くす者に味方する ~黒字体質な事業構築の兆し~【3.29】
激動の3年目
3年目は、提案メニューの倍増やビジョン達成アクションプラン、デジタル化全体構想の策定など激動しました。特に現場仕事委託先との絆を深めることに繋がったアウトルック開示や委託諸経費改定、技能選手権復活は今回の事業改革の象徴です。
収入が支出を上回る
ひとつの奇跡が起こりました。3年目の事業収支は、収入が社員の直接労務費を除いた支出を上回りました。史上初です。冷夏暖冬影響等の幸運もありましたが、プロジェクト第2フェーズのチャレンジ目標を3年も前倒しで達成しました。
新たな年間活動計画
専門チームの新たな年間活動計画には、さらなるメニュー拡大や社員の直接労務費も含めた完全黒字化シナリオ策定、顧客向け機関誌創刊、運営体制の高度化(プレミアムキャスト制)、重点業種の設定などのアクションプランが盛り込まれました。
気になる集団
CSアンケートの調査結果も良好です。誰の目から見てもMNV保守事業の赤字体質は根本から解消され、黒字体質な事業の構築に向け、関係者一丸となり邁進する姿があります。関西支部内でもがぜん注目が集まり、動向が気になる集団に変貌していました。
初めての新入社員
MNV保守専門チームは、業務や人のクセが凄すぎる面から教育上よくないという理由でこれまで新入社員は配属されてきませんでした。しかし、従前のイメージを払拭できたこの年、初めての新入社員、福井のスーパースター黒原さんが配属されました。
環境は激変
働き方関連法の改定や大阪府緊急事態措置、民法改正など取り巻く環境は激変しました。他社の出前ビジネスや通販ビジネスの成功は、いわゆる感染症パンデミックを見越したものではなく、たまたまやっていた事業をうまく加速できたことにあります。
たまたまを加速
専門チームもサービス体制再構築シナリオやデジタル化構想などの関連アクションプランをたまたま実行していたため、働き方改革やデジタル化推進を加速できました。機を逃さず、公平・適正なサービス提供に向けてプロジェクト憲章も策定しました。
次のたまたまを起こす
ツイている人や組織はツキを呼び寄せるだけのことをしています。今回学んだことは次のたまたまを起こすために仕込み、加速する瞬発力を磨いておくことです。ツキは平等にやってきます。ツキを活かせるか、次のたまたまを起こせるかは実力次第です。
- to do 55:年間活動計画(振り返り×活動基本方針×AP)を策定する。
- to do 56:ツイている人や組織と付き合い、ツキを引き寄せる方法を学ぶ。
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