寿命の最後の1年、いくらなら売りますか【1.04】

秘伝書・エピソード1

〔秘伝書①〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード1人類の祖先、木登り下手説 ~創意工夫はやがてみんなを豊かにする~」

  • 第一章.観察力、行動力 外伝
  • 寿命の最後の1年、いくらなら売りますか ~観察力:時間の価値★~【1.04】

死ぬのが1年早まる

あなたの寿命の最後の1年を売ることが出来るとすると、一体いくらで売りますか。死ぬのが1年早まるかわりに、今すぐほしいお金がもらえます。出来るだけ高くというのはダメで、ギリギリこの金額なら売ってもいいと思う金額を思い浮かべます。

時間の大切さが分かる

人は自分の人生時間の大切さが分かった瞬間、行動が劇的に変わります。自分の本当の寿命は分かりません。今、まさにすぐそこの1年を売ってしまったかもしれません。交通事故にあう可能性もあります。そう考えると最後の1年の価値も変わってきます。

自分の1時間の価値

思い浮かべた金額を8760時間で割り時給に換算します。もし1億円なら大体1万円、1千万円なら大体千円です。その金額が潜在的に認識している自分の1時間の価値かもしれません。まずは、自分の今の1時間の価値を正しく捉えることから始めます。

安売り=魂を売る

残業時間の安売りは死神に魂を売るのと同じようなものです。1時間の価値が5百円の人にとって残業はお得な時間かもしれませんが、1万円の人にとっては苦痛な時間です。1時間の価値が1万円の人は、決して自分の大切な人生の時間を安売りしません。

後悔が待っている

私たちにとって本当に怖いことは人生の時間を失うことです。寿命が短くなることと、時間を失うことは同義です。時間を失っていることに気づかなかった、得していると思ってやっていたことが実は損だったことに気づいたとき、大きな後悔が待っています。

毎分150円の成果

違う時間の価値の捉え方もあります。もらっている給料の3倍稼いで一人前です。年収6百万円なら1時間9千円、毎分150円のアウトプットを出し続けなければなりません。もらっている給料分と同額のアウトプットだけで満足していては半人前以下です。

死神の振る舞いと同じ

常に時間の価値を正しく捉えておきます。何でも円換算します。支社全体180人で10分間の朝礼をやれば、10分×150円×180人で、27万円分の価値がそこになければなりません。価値の提供なしに他人の時間を奪うことは死神の振る舞いと同じなのです。

会社の寿命を失った?

みなさんは、係長や課長になってから何年が経過しましたか。これまで組織として時間を無駄にしてこなかったでしょうか。もし時間を無駄にしていたのであれば、会社の寿命を失ったことに等しいです。失ったものは、一刻も早く取り返しましょう。

  • to do 07定期的に自分が認識している今の1時間の価値・値段を考える。
  • to do 08他人の時間を奪うということは死神の振る舞いであると心得る。

★reference「時間の価値 ~最後の1年の命を売ることが出来るとすると、一体いくらで売りますか~」

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