〔秘伝書③〕「不振事業の再生。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード3/赤字から稼ぐへ ~「高くても売れる」超優良サービスづくり~」
- 第二章.2年目のキセキ⑨
- 楽天的すぎるくらいがちょうどいい ~ビジョンという名の羅針盤~【3.19】
ビジョン、価値観を中心に
1年半が経った頃、活動の方向と時間軸を合わせるため、ビジョンづくりに着手しました。ミッションやビジョン、価値観、戦略を描いて共有すれば、細かなマネジメントは不要です。チーム運営では、ミッションやビジョン、価値観を中心に据えます。
利益と貢献のバランス
本プロジェクトにおけるミッションとは、事業理念のことです。ミッションとは、静的なものであり、あまり変えないものです。ミッションづくりにおいては、組織の利益の最大化と社会貢献の最大化のバランスを絶妙に取ることが大切です。
ビジョンがあれば迷わない
行動の羅針盤となるビジョンがあれば人は道に迷いません。ビジョンを共有共感することで大きな目標感が定まり、様々な資源がビジョン達成に向けて注がれます。メンバーは自らの創造性を引き出し、行動が自発的になるため、指示待ちが自然と減ります。
登り方は各自で考える
「雪山に登ることがミッションであり、ビジョンだとしたら、登り方は問わない。各自で考える」という発想です。大きな使命感や大きな夢を分かち合えていれば、モチベーションに気を揉むこともありません。数多の小リーダーが自然発生していきます。
実現したらワクワクする
将来は現在の延長線上にはありません。優れたビジョンには実現したらすごい、ワクワクする、背伸びはいるが不可能ではない、定量的なゴールと具体的な時間軸があるという要素があります。ワクワクするには楽天的すぎるくらいがちょうどいいです。
202X年に目指す姿
20代ながらチームの中核を担う臼宮さんが中心となり、8か月の歳月をかけたビジョンが完成しました。MNV保守事業の使命を改めて見つめ直し、さらなる成長への決意を込めて、MNV設備販売30周年となる202X年に向けた目指す姿を定めました。
みんなほほ笑む
MNV保守事業30周年ビジョンは、顧客や設備販売員、専門チーム、業務委託先、サービス員、設備メーカーといったすべての関係者の満足を実現する「みんなほほ笑む、全方よし」のビジョンです。みんなニコニコ、ニコニコ、ニコニコです。
激動の3年目が始まる
専門チームは、すべての顧客に高品質で感動するサービスを提供するという新しいステージに向かって力強く走り出しました。ビジョンをどう機能させていくか、ビジョン達成に向けて確固たる道筋をつけるために激動する3年目がいよいよ始まります。
- to do 37:ビジョンを策定する。(将来、中核を担う若手に策定を託す)
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