残業を減らし、成果を上げる課長の工夫【1.08】

秘伝書・エピソード1

〔秘伝書①〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード1人類の祖先、木登り下手説 ~創意工夫はやがてみんなを豊かにする~」

  • 第二章.マネジメント基礎 外伝
  • 残業を減らし、成果を上げる課長の工夫 ~長時間労働の改善★~【1.08】

監督義務違反で処分

課長時代の一番の思い出は、早々に監督義務違反で処分されたことです。コンプライアンス違反や処分とは無縁だったため刺激強めでした。課長就任二ヵ月後、メンバーの業務委託先への不適切行為が発覚しました。その原因は長時間労働にもありました。

密かに何かやっている

建前でも残業をするのには、課長や番頭の許可が必要です。課長らのマネジメント次第でメンバーの長時間労働は削減できます。課長らは、間違いなく働き方改革の主人公です。メンバーに残業させずに生産性を維持している課長らは密かに何かやっています。

一番厄介なのは

長時間労働の原因は、仕事の絶対量の多さ、無駄な仕事の多さ、スキル不足や要領の悪さ、無駄に時間を費やす、時間内に終わらない業務特性、付き合い残業、残業前提の仕事、生活残業です。一番厄介なのは、何をしているかよくわからないメンバーです。

長時間労働がなぜ問題

「残業を減らそう」の掛け声だけでなく、長時間労働がなぜ問題かの理由を伝え、本気で取り組みます。長時間労働の放置は、メンバーの心身の安全を脅かし、労働生産性や業務品質、疲労によるやる気の低下を招き、セキュリティー問題にも発展します。

マネジメントの師匠

課長や番頭になると業務の質×量が激増します。番頭になる人はメンタルタフネスで、少なくとも間違った判断はしない判断力が必要です。番頭として長時間労働に慣れてしまう前に効率的な仕事スタイルを習得します。マネジメントの師匠を見つけます。

長時間労働を克服

新任課長らを襲う苦悩、 部下に仕事を任せられない罠、番頭の差配でできること、長時間労働を解決する方向性、そして労働時間マネジメントはチームマネジメントであり、要諦となる縦の統一、横の連携、個の強化を学び、長時間労働を克服しました。

創意工夫の残業は奨励

単純作業の夜残業は禁じます。生活残業は成果が適切に伴えば後押しします。二時間以上の残業は睡眠に影響を与えるため、翌日は車の運転禁止です。一日一回の集中タイム、強みへのフォーカス、年休取得、就業後の習い事、創意工夫の残業は奨励します。

評価は結果中心

営業第一課のメンバーへは、評価は結果中心なことを伝えています。結果より頑張りを評価すると残業アピールが始まります。犠牲的な頑張りや労働時間に関係なく、創意工夫や結果を評価します。厳しいようですが、意外にホワイトになりやすくなります。

  • to do 15メンバーには長時間労働はなぜ問題なのかの理由を明確に伝える。
  • to do 16評価は結果中心であると伝える。(×犠牲的な頑張り、〇創意工夫)

★reference「長時間労働の改善(メンバーに残業させないで生産性を維持している管理者が密かにやっていること)」

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