イベントって楽しい、クセになる【2.20】

〔秘伝書②〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則　エピソード２／売れっこないもの売ってみた　～ダメそうなこと＋だからいい～」

イベント記事の拡散

イベント主催の目的は、顧客に喜んでもらうことだけではありません。顧客に喜んでもらい、主催者にとってもメリットある結果に繋がらなければ意味がありません。マスメディアにはイベントを取り上げてもらい、当社が望む記事を拡散してもらいます。

超大型ＮＡＶｉ展示兼ｎ-アロモニア製造所の見学会を主催しました。何であれ、生まれる瞬間に立ち会うことは感動を与え、愛着が芽生えます。関係者にクリーン燃料の製造工程を見学してもらいました。商品が見える物であれば感動は更に大きくなります。

第１回超大型ＮＡＶｉ試乗会はサーキット場を貸し切りました。サーキット場を自由走行できる機会は滅多にありません。来場者も主催者も気持ちが高揚しています。集客不安も減り、イベントに向けてＮＡＶｉ製造販売会社関西との打合せを重ねました。

打合せ最終日、光山さんが突然おままごとを始めました。会場の見取り図と車や人型で一つひとつ丁寧に当日の流れを確認していきました。試乗会当日はオモテナシ精神に溢れ、成約にも繋がりました。多方面から他社を圧倒する試乗会と評されました。

後日、参加者に超大型ＮＡＶｉとの記念写真を渡します。第２回は事務所で飾ってもらえるように、伊柚さんが100均の写真立てを用意しました。私のデスクの上にはサーキット場で超大型ＮＡＶｉを満面の笑みで運転する私の写真が今も飾ってあります。

内輪で当社所有の初代超大型ＮＡＶｉの廃車式を催しました。式典を初めて仕切る10代の新入社員邑西さんが計画通り突然風に同年に定年を迎える堂安さんと崎丘さんの合同定年記念式典に変更し、謝辞と共に記念品を手渡しました。温かい式典でした。

メンバーには成功体験を積み重ねてもらいます。くだらないアイデアも大歓迎です。偽装成功体験でも構いません。成功体験がポジティブな人、挑戦や変化を怖がらない人を育てます。失敗しても大丈夫です。本人と違い、相手はそんなには覚えていません。

イベント主催は全員〇〇の象徴です。全員で創意工夫できるイベントを用意します。メンバー全員がそれぞれ一芸と行動力を兼ね備えています。例えば司会は声も素敵な光山さんです。知的機動力を持つチームＮＡＶｉは実践知を持つ組織に変身しました。