〔秘伝書②〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード2/売れっこないもの売ってみた ~ダメそうなこと+だからいい~」
- 第四章.3年間のキセキ①
- ジャンプするために凹む ~事業を守り続ける誠実さと飛躍への備え~【2.40】
失うものは何もない
201X年「NAVi事業を見極めてほしい」「失うものは何もない。悔いのないように2年間、打てる手はすべて打ってほしい」と勇気づけられ、本気で超大型NAViの大量導入を目指しました。事業のV字回復を果たした物語をイメージし続けました。
不測の事態への恐れ
超大型NAViの大量導入の兆しが表れましたが、売れた後の不測の事態への恐れからか普及に慎重であったNAVi製造販売会社関西が一層消極的になりました。関西支部は超大型NAViの提案自粛要請より、提案できるNAViがなくなりました。
心残りはない
超大型NAViの大量導入は事実上不可能となり、チームNAViは活動縮小を余儀なくされました。悔いのないよう打てる手はすべて打ったと100%断言できるため、心残りはありません。営業担当は直ちに他課所に異動させ、資源を再配分しました。
一度縮む、大いに凹む
メンバーには、今回の活動縮小の機会を「より高く、大きくジャンプするために一度縮む」「成長のために大いに凹む」機会と捉えてほしいと伝えました。これまでも小さくなる能力を磨いてきました。心機一転、次のステージへの移行を加速させます。
ブランド棄損を回避
NAVi製造販売会社関西の超大型NAV提案自粛要請が、関西支部のNAVi事業縮小のトリガーとなりました。チーム発足から4年後、ブランド棄損リスクを回避した今、NAVi燃料充填事業は累積赤字抑制による事業継続へと方針転換しました。
事業を守り続ける
NAViを利用している顧客と誠実に向き合い、今後10年以上NAVi燃料充填事業を守り続けることが、MNVトレイルブランドを守ることに繋がります。最後の大型投資として移動式n-アロモニア充填設備を配備し、バックアップ機能を強化しました。
新たな設備の維持管理
この先、少数精鋭でNAVi燃料充填所の維持管理に創意工夫していく道のりは、新たな事業や新たな設備の維持管理にも必ず活きます。MNVトレイル社系列内には、NAVi事業以外にもうまくいっていない特殊モビリティ関連事業が複数あります。
新生モビリティチーム
方針転換から2年後、赤字転落しそうな特殊モビリティ事業が営業第一課に移管されました。1億円稼ぐのも赤字を1億円減らすのも効果は同じです。シナジー効果を発揮し、新たな事業改革に挑戦します。新生モビリティチームの飛躍のときがきました。
- to do 79:余剰要員は放置せず、直ちに強化領域などの他事業に異動させる。
- to do 80:シナジー効果を発揮できるのであれば他事業をどんどん吸収する。
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