〔秘伝書⑤〕「スタートアップ。ビジネス思考の秘伝52則 エピソードS/思いやりは最強の武器説(フェーズⅠ:~20X6年3月) ~制約を創造の力に変える~」
- 第二章.シンカ/すごいプロジェクトミーティング⑭
- 20X5年度PJMTGキックオフ/手上げし者と選ばれし者 ~完璧を待つな~【5.23】
本稿は20X5年7月16日に開催した「DX推進横断プロジェクトキックオフ」の冒頭挨拶の内容です。
おめでとう!
傍観者でいるな。6/9の説明会後、37名が自分事のスイッチを入れ、安全な観客席から離れました。7/16、一度は保留という審判が下った本プロジェクトは、キックオフを迎えました。おめでとう!手上げし者、あなたの成長は約束されました。
コンパス(ロードマップ)
優秀な人たちが動かない。現状維持バイアスの塊。「完璧な準備」という病を患い、失敗しない確信がないと動けません。私たちは、成果を出すことを優先します。不完全な地図とコンパスでも一歩を踏み出し、未完成であり続けることを目指します。
成し遂げたいこと
施工管理アプリやバックオフィス制度など成果が出ています。やってみることで道を切り拓いています。本プロジェクトの目的はITツール選びではなく、成し遂げることを明確にし、自ら未来を創る文化づくりです。この人数が行動すれば流れは変わります。
次の一手は分業化
これまで個々で生産性向上に努めてきました。次の一手は、分業化です。水泳の個人メドレーが、メドレーリレーのタイムを上回ることはありません。狩猟気質の営業パーソンに、農耕気質なデマンドジェネレーション機能を担わすことは悪手です。
CNの提案力
CNの提案力という現場力に行き詰っているのであれば、デジタルノウハウを掛け合わせ、現状を打破します。気分予報IKARIKAIは、秋にEB版をフリーミアムします。CN新商材、全国のO&M仕事を革新するプラットフォーム・ManaviTra開発も順調です。
脱レガシーシステム
IT・デジタルインフラを共通化し、レガシーシステムから脱却します。業務効率化・生産性向上による人員不足の解消、IT環境整備と業務高度化による競争優位性の確立、そしてデジタルノウハウの新規ビジネスモデルの発掘、この三輪で戦闘力を高めます。
錯覚力で解決
外向き思考で情報発信します。デジタル先進企業と認知されれば人が集まります。ボトルネックの専門職人材の定着採用も錯覚力で解決します。圧倒的な成功事例を創り上げ、MNVトレイル社グループのDXの扉を開けます。PJ始動から何か感じましたか。
さあ、どうする?
O&M部からのメンバーは、ManaviTraのトライアウトの選ばれし者です。変化は誰かが起こすものではなく、自身が起点になる覚悟があります。今日は傍観者の席を蹴り、革新を起こす側のプレイヤーになる最終確認の日でもあります。さあ、どうする?
- to do 45:生産性向上は、個人技に頼ることなく「分業化」で実現する。
- to do 46:完璧を待たず、不完全でも踏み出す「手上げ文化」を称賛する。
デマンドジェネレーション:潜在顧客の獲得、営業部門への引き渡しまで、一連のマーケティング活動を指す言葉。
フリーミアム:基本的なサービスや機能を無料で提供し、高度な機能や追加サービスを有料で提供するビジネスモデル。
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