〔秘伝書②〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード2/売れっこないもの売ってみた ~ダメそうなこと+だからいい~」
- 第四章.3年間のキセキ⑩
- 会社に行き渡る称賛の文化 ~小鹿さんってなんかいつも楽しそう~【2.49】
保守には興味ないよね
私はジャンボ宝くじ1等分の単年赤字を抱えるMNV保守事業の担当課長でもあります。MNV保守チームからは「MNV保守絡みの顧客訪問は絶対しないのにNAViの訪問営業は楽しそうですよね。保守には興味ないですよね」と言われていました。
一番いいことは何か
誤ったゼロクレームを目指し、とにかく謝罪し、許しを乞う訪問に興味はありません。会社にとって一番いいことは何かという観点で行動すれば、どんな相手も「このやり方は文句つけられない」と白旗を上げます。やがてこのスタンスは称賛されます。
多様な契約獲得が称賛
関西支部の課長以上が参加する月次定例会でNAVi事業のパートで報告する多様な契約獲得が称賛されます。超大型NAVi成約に加えて、大手運送事業者との普及に関する合意書や行政とのレジリエンス協定などのアライアンス契約も勝ち取るからです。
つい応援したくなる
事務局からは「小鹿さん、毎回楽しそうに報告するんでつい応援コメントしたくなります」と言われます。NAVi燃料充填所のバックアップ機能強化のための移動式n-アロモニア充填設備の大型投資も応援者が多数いたことで事務局に承認されました。
小鹿さん、さすがです
本社の管理部門の方に「小鹿さん、さすがです。聞きました」と声をかけられました。MNV保守事業の改革、安定黒字化が頭をよぎりましたが、意外にも親会社、ホールディングスカンパニーでNAVi事業スタンスの方針転換が決議されたことでした。
誰の責任問題にもせず
事業を始めることよりも、事業を縮小・撤退を判断する方が困難です。長年に渡って誰も白黒つけられなかった会社の難題を僅か3年でブランド棄損リスクを回避しつつ、社内の誰の責任問題にもせずに事業を見極めたことが称賛されていました。
うまくいく、諦めない
チームNAViはなぜか幸運に遭遇します。なぜうまくいくか、それはチームNAViは自分たちはうまくいくと信じ、決して諦めないからです。創意工夫で未来を変え続けます。称賛されることが勇気となり、チームNAViの背中を押し続けてくれました。
陰ホメに勝る称賛なし
異動者オリエンテーションでは、毎回、事業の軌跡と未来を語ります。「楽しそうに仕事の話をする課長と初めて出会いました」と好評です。営業第一課は異動先として人気の部署になっていました。成長できるからです。この陰ホメに勝る称賛はありません。
- to do 96:個人も成長実感できる組織とし、異動先として人気の部署にする。
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