堂々と真似る【3.07】

秘伝書・エピソード3

〔秘伝書③〕「不振事業の再生。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード3/赤字から稼ぐへ ~「高くても売れる」超優良サービスづくり~」

  • 第一章.1年目のキセキ
  • 堂々と真似る ~ハンバーガーショップの経営者になる~【3.07】

大局観を持って行動

戦略の共有がなければ、何もサポートしてくれない、自分で道を切り開くしかないという個人商店型の場当たり的な行動になりがちです。戦略を共有し、チームがどこに向かい、何が起こっているかが分かるとメンバーは大局観を持って行動をし始めます。

堂々と真似る

迅速に事業を改革・再生するためには、戦略であっても既存のアイデアを堂々と真似る姿勢が求められます。冴えないアイデアをゼロから無理やり絞り出すより、既存のアイデアをどうオマージュしていくかについてもっと早く、もっと真剣に考えます。

ハンバーガー屋さんになる

収益構造はハンバーガーショップを真似ました。顧客を引き寄せる魅力的なハンバーガー、メインサービスにあたる保守基本契約は高品質かつ収支トントンで設定し、コーラやポテトなどのサイドメニューにあたるオプションサービスで儲ける戦略です。

リッツカールトンを真似る

事業理念を定める際には、ザ・リッツ・カールトンホテルの経営を真似ました。高く売ること、高くても売れる超優良サービスづくりを目指します。

顧客単価をあげる

格安ホテルではなく、高級ホテルを目指します。高機能セットメニューも用意します。顧客単価をあげることで顧客に大きな価値を提供できます。できることが増えます。労働生産性が向上します。メンバーの表情も明るくなりました。

必要な人が辞めないように

高く売ることで顧客のハードルも上がりますが安売りは目指しません。牛丼家のように安売りを目指すと志の高い人ほどやりたいことができずに辞めてしまい、良いサービスを提供する人は減り、サービス品質が低下するという悪循環に陥ります。

リッツのクレドを真似る

事業理念は、ザ・リッツ・カールトンホテルのクレドを真似て、信条、メンバーへの約束、サービスの心がけの3部構成としました。

ありがとうがバロメータ

信条・信念とは、高い感性をみんなで共有し、書いてあることを納得して実践することです。メンバーへの約束とは、メンバーにルールや規則を守ってもらう裏返しです。会社は、自己変革の手助けをすることを約束します。そしてサービスの心がけ以外に意識してもらうことは、ありがとうの回数が顧客満足度のバロメータということです。

  • to do 13:儲かる構造をつくる。(頑張るを解決策にしない。真似てもいい
  • to do 14:事業理念(ミッション)を設定する。上層部の承認を得る。

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