〔秘伝書②〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード2/売れっこないもの売ってみた ~ダメそうなこと+だからいい~」
- 第二章.第1節.顧客プロファイル⑤
- 完璧な準備とギリギリ観察 ~NGワードとプラスのオーラ~【2.14】
当然、遅刻厳禁
決定権者のアポ取りに成功し、初めて訪問営業するときは当然、遅刻厳禁です。荒天候の時こそ足を運びます。悪天候を理由にキャンセルや遅刻をしていては、自分たちの思いが確固たるものであることを証明できません。情熱は顧客との距離を近づけます。
荒天大歓迎
酷暑に訪問を重ねることで思いが伝わることがあります。荒天時に約束通り訪問すれば「自分たちのことを考えてくれている」「しっかりと準備している」ことに加えて「リスクをきちんと回避できる人だ」という評価につながります。荒天大歓迎です。
失念に気づき後悔
同行者とは訪問のアウトプット、持ち物やドレスコード、NGワードを事前に共有しておきます。報告書は訪問前に作成します。報告書の仕上げ段階で失念に気づき後悔してももう手遅れです。訪問後、現場でしか分からない情報や空気感を追記します。
コーポレートカラー
良くも悪くも視覚情報が一番印象に残ります。服装も重要です。外見でマイナスに思われることは極力排除します。顧客は信用できる会社や人なのかを確認したいと思っています。訪問先のコーポレートカラーをひとつ身につける、そんな気持ちが伝わります。
言葉遣いは心遣い
中途半端に顧客の業界用語は口にしません。知ったかぶりもNGです。言葉遣いは心遣いです。耳障りなダ行や濁音、負の言葉は極力使いません。「だと思います」は「かと思います」、「すみません」は「ありがとうございます」に自動的に変換します。
カフェで待ち合わせ
当日、現地集合する場合でも顧客の会社受付での待ち合わせはNGです。本気度を疑われます。あまりにも会社に近いカフェでは顧客の関係者と鉢合わせする可能性があります。訪問先から少し離れた場所や会社員が入店しなさそうなカフェで待ち合わせます。
プラスのオーラ
参加者同士で訪問のアウトプットと身なり、NGワードを最終チェックします。そして大きく深呼吸し、全身からプラスのオーラとマイナスイオンを出す努力をすれば準備は完璧です。あとは顧客に感謝されるグッジョブのイメージを持って商談に挑みます。
最後の観察チャンス
訪問時、担当者が迎えに来てくれて会議室に案内されることもあります。念のため応対時間を確認します。その途中でも情報収集をします。例えば玄関に胡蝶蘭の花があれば何の祝い事かを確認します。このタイミングがギリギリ最後の事前観察チャンスです。
- to do 27:荒天候の備えや待ち合わせ場所など訪問時のリスク管理は怠らない。
- to do 28:報告書は現場でしか分からない情報以外は事前に作成しておく。
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