〔秘伝書②〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード2/売れっこないもの売ってみた ~ダメそうなこと+だからいい~」
- 第四章.3年間のキセキ⑫
- 小さなリーダーが育つ組織 ~拘りと魅力のトライアングル~【2.51】
拘りが強い個性派揃い
メンバーは、仕事の進め方にも拘りが強い個性派揃いです。現場に飛び出る猪突猛進派、石橋を叩き続ける堅実派、人に興味がない孤立主義派、自分大好き快楽主義派など、お互いの多様な倫理観や価値観を振り返り、理解し合うところから始まります。
誰でもリーダー
リーダーは、課長や番頭などの役職がイメージされますが、それだけではありません。新しいことを始める小プロジェクトごとに率先してチームを成功に導く人もかけがえないリーダーです。年齢やポジションに関係なく、誰でもリーダーになり得ます。
拘りもアップデート
メンバーは目標達成のために他者に影響力を発揮していました。もっとこうしたらいいのではと仮説検証を繰り返し、拘りもアップデートしていました。一人ひとりが貢献のゴールを設定し、リーダーシップを発揮し、チームの戦闘力を高めていました。
売れない方がおかしい
部分的な仕事しか見えていなかったはずが、全体的な視点を持つようになり、信用や信頼を超える導き手としての存在感が出ています。本当に伝えたいことを伝えられるようになり、何をやっても成功する、売れない方がおかしいという空気感が出ています。
魅力のトライアングル
リーダーは、魅力のトライアングルを持っています。これまでとは明らかに違い、違いが凄すぎて憧れ、みんなが困っていることを助け救うという三角形の面積が大きいほど魅力あるリーダーです。じらしながら熱を上げればライブの観衆は熱狂します。
不便、不満、不安の元
ニーズと困りごとは異なります。ニーズは顧客がすでに求めている商品です。世の中には困りごとも溢れています。不便、不満、不安の元です。困りごとを探し、商品やサービスを提供することで解決し、喜びに変えます。その実現がビジネスチャンスです。
拘りこそが突破口
メンバーの拘りこそが突破口です。カリスマ的なリーダーの誕生に期待するのではなく、一人ひとりのスタイルで小さなリーダーシップを発揮し、アクションプランを解決していくシーンを贈ります。組織を勝たす小さなリーダーをたくさん育てます。
本気度と覚悟が必要
幸運にも経営陣には「事業を見極める、不振事業を再生できる人材を育てる」という発想がありました。アクションプランやアイデアに物言いをつけず、ブラッシュアップを手助けしました。改革に一番必要なものは、経営陣の本気度と当事者の覚悟です。
- to do 98:プロジェクトの一番の成果物として、次世代のリーダーを育てる。
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