最終成果物から創り、シナリオの「いいね」ももらうもうひとつの未来づくり【5.03】

秘伝書・エピソードS

〔秘伝書⑤〕「スタートアップ。ビジネス思考の秘伝52則 エピソードS/思いやりは最強の武器説(フェーズⅠ:~20X6年3月) ~制約を創造の力に変える~」

  • 第一章.始動/ステークホルダーとの共創③
  • 最終成果物から創り、シナリオの「いいね」ももらう ~経営層FD~【5.03】

何か始めない?

20X3年11月、味伸関西支部長からの「何か新しいこと始めない?」の問い掛けに、生煮え案でしたが「O&Mでいいのあります。今度相談します」と即答です。超大型NAVi営業で培った認知的不協和効果「ダメそうなこと+だからいい!」の戦術が炸裂しました。

リーフ初披露

同年6月のMNVチーム会議で、MNV保守サービス員支援システムの外販構想を共有してから約半年、11/22のイベント「デジタルコミュニケーションAs-Is➟To-Be 20X3」でManaviTra_MNVFixのリーフレットを初披露、取り組みを本格化するタイミングでした。

粒は大胆不敵に

支部長の期待には粒が小さすぎるため、粒は大胆不敵なレベルに膨らませました。11/29、大阪南支社の課長会議で新規事業の方向性を確かめ、12/13、王田大阪南支社長に相談し、FD資料案のシナリオの実現性を高め、1/22、関西支部長FDに挑みました。

日本の未来を守る

戦略は幹部層がトップダウンでつくるものです。A3一枚資料「日本の未来を守る、全国の地道なO&M仕事を応援するプラットフォーム(P/F)構築へ。ManaviTra〜mi-kan-sei〜シリーズ化構想【シナリオ骨子案】について」で成功シナリオを提案しました。

掴みはOK

支部長の第一声は「日本の未来を守っちゃうの?」。掴みはOKです。「なぜO&Mなのか」「なぜMNV保守サービスなのか」「なぜ当社がやる必要があるのか」を順に説明していきます。「なるほど」と認知的不協和を解決していくことで最終承認に前進します。

尖った表現

FD資料には「猛進」「越境取引」「思考の錯覚」「対価は後から最大回収すればいい」など敢えてみんなが「いいね」しない尖った表現が満載です。審判は「おもしろい。CNとして取り組む」というものでした。自前P/F構築に向けた検討の費用支援も得られました。

賛同を得る

4/1、新会社のMNVトレイルソリューションズが発足後、4/4、新生O&M部の横断活動としてManavi
Traプロジェクトが始動しました。4/4、大阪南支社長、4/12、CEO、COOと新たに上司となった経営層とのFDを終え、関係の深いすべての経営層の賛同を得ました。

革命を起こす

6/3、新会社のマネジャー以上が集う決起大会が催され、順に話す各部紹介で宣言しました。「これまで複数の事業・サービスの改革を成し遂げてきました。次は、O&Mを営業、エンジニアリングに次ぐ新会社の三本目の柱にするため、O&M業界に革命を起こします!」

  • to do 04戦略は幹部層がトップダウンでつくる。
  • to do 05大胆不敵な目標こそ、実現可能性を最大化するために宣言する。

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