犠牲的な頑張りなんてはいらない【1.42】

秘伝書・エピソード1

〔秘伝書①〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード1人類の祖先、木登り下手説 ~創意工夫はやがてみんなを豊かにする~」

  • 第八章.虎の巻と秘伝書外伝②
  • 犠牲的な頑張りなんてはいらない 〜ブラック職場の環境改善・虎の巻〜【1.42】

迷惑行為から身を守る

発注者と受注者の関係は本来、対等です。ステークホルダーからの著しい迷惑行為から、委託先を含めたメンバーを守るため、職場全体で安全配慮に努めます。犠牲的な頑張りや我慢に依存していては、人は定着せず、やがて事業は一瞬のうちに崩壊します。

フラットな関係である

発注行為を自分の力と勘違いして過剰要求する顧客は減りましたが、まだ絶滅はしていません。「不当要求は犯罪行為です」「いま私は脅迫されていますか」と優しく伝えます。逆に発注者である場合は、受注者にフラットな関係であることを伝えます。

年齢によらずさんづけ

上司と部下は対等な同僚です。会社のなかでの役割が異なるだけです。2人目の10代の新入社員の配属を機に会社のなかでは性別や年齢等によらず「さんづけ」するようにしました。違和感はすぐになくなり、お互いがいい感じで仕事に取り組めています。

EQを高める

リーダーの1番大切な仕事は雰囲気づくりです。心のIQといわれるEQ(感情指数)も高めて活用します。顧客、委託先、上司、部下すべてが人として対等な関係であること、パートナーであることが共通認識になれば、ブラック職場とは無縁になります。

辛い決断

EQの低い卑怯者は組織が求める機能を果たせません。やがて文化の破壊者となります。求める機能に合わなければプロジェクトから外します。辛い決断です。痛みを感じ、人間性の否定でないことをよく伝え、機能発揮できる職場に異動してもらいます。

精神論がよく出てくる

ブラック職場には情熱ややる気などの精神論が溢れています。みんなが幸せな目標値がありません。出来るだけ早く、みんなが顧客に自社商品の「おもい」や「こだわり」をブレなく語れるようにします。そしてみんなが幸せになる目標値を設定します。

割り切りマネジメント

ミッション&ビジョンを共有共感できたあとは、メンバーのpdCAに極力伴走しません。チャレンジ精神を育むため、pdは見守りに徹し、Cから介入します。CAの段階になって初めて一緒に問題点を把握し、改善する割り切りマネジメントに徹します。

ブラック職場の特徴

自らの経験に依存することなく、マネジメント基礎を学び直した結果、長時間労働、パワハラもどき、高い離職率、とにかく謝罪、取りにくい年休、低い評価、精神論が多い、トップダウンの必達目標だけなどのブラック職場の特徴は消えさりました。

  • to do 83会社のなかでは性別や年齢等に関係なく「○○さん」と呼ぶ
  • to do 84pdCAに伴走しない。pdは極力見守りに徹し、から介入する

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