〔秘伝書⑤〕「スタートアップ。ビジネス思考の秘伝52則 エピソードS/思いやりは最強の武器説(フェーズⅠ:~20X6年3月) ~制約を創造の力に変える~」
- 第二章.シンカ/すごいプロジェクトミーティング⑬
- ♯12PJMTG/組織をONE TEAMにしたいリーダーへ ~展示会参加~【5.22】
本稿は20X4年12月19日に開催した第12回PJMTGの冒頭挨拶の内容です。
連帯感vs.一体感
ONE TEAM。2019年RugbyWorldCup日本代表のスローガンです。価値観が多様化した今、飲み会や古びたイベントだけでは、結束や繋がりを指す「連帯感」は生れても、同じ目標に向かって力を合わせていく纏まりを指す「一体感」は生まれません。
解像度が高まる
ManaviTra外伝のDX対象業務調査が順調です。日に日に解像度が高まります。MNVFixの故障診断用のBIツールEmotionBowl(EB)を提供するリングファースト社と当社はONE TEAMになっていました。一体何があったのでしょうか。
ドライに伝える
20X4年6月、同社からEBの当社幹部層向け初回プレゼンテーションの日、純国産BIツールであることを一つの理由として、一年間の契約締結を即決しました。同時にEBが当社が思い描く進化を見せなければ、一年後の契約終了もドライに伝えました。
相手を知る努力
20周年を迎えた同社は、秋に東京、大阪、名古屋でイベントを企画していました。当社は3地区すべてのイベントに社員を派遣し、相手を知る努力をしました。同日開催のEBのユーザー会にも参加し、同社と得意先との関係性を知る努力もしました。
真の目的を語る
DX対象業務調査は、EB契約継続の確認機会でもあります。本業務の成功は、仕様を分かりやすく説明したからではありません。自分の役割を「分かりやすい説明をすること」とすると大成しません。毎回、業務完了後のその先、真の目的を語りました。
唸りをあげる
商談時の自分の役割は、相手が自分たちの考えに賛同し、動き、より良い未来への到達に導くことと心得ます。到達点が違えば、商談のプロセスは変わります。究極の到達点は相手がMNVトレイル関西支部また自分という存在に唸りをあげることです。
仲良し集団
成果を出す組織は結果として一体感ができています。仲良しの必要はありません。目標の先の目的の達成に向かい、お互いを認め、成果が出始めると一体感は自然と生まれます。失敗する組織は、一体感を出すことが目的化し、仲良し集団で終焉します。
私たちの
緊張感、相手を知る努力、目標達成時の目的の共通性が一体感を向上させます。お互いの働きに感謝し合う場づくりを進めるとONE TEAMは、Our Teamへ変化します。社内外の関係者が「私たちのプロジェクト」と呼び始める、そんな活動を目指します。
- to do 43:一体感づくりは、共通の目標達成の手段と心得る。(目的化しない)
- to do 44:商談のゴールは、会社や自分の存在に唸ってもらうことと心得る。
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