〔秘伝書②〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード2/売れっこないもの売ってみた ~ダメそうなこと+だからいい~」
- 第四章.3年間のキセキ⑪
- 結局は運、運も実力 ~なぜか幸運に遭遇し続けるチームNAVi~【2.50】
狭義の実力+出来事
実力は、経験やスキルに基づく狭義の実力と、外的な出来事が合わさったときに発揮されます。運が巡ってきてもそれに気づかなければ変化は起こせません。チームNAViは、運を確実に掴み、超大型NAVi営業の全国リーディング組織になりました。
幸運に遭遇し続ける
チームNAViは幸運に遭遇し続けます。運も実力です。商談相手が知人や関係会社を紹介してくれました。南大阪市の上層部との研究会では、超大型NAViのPR機会がもらえ、行政発刊の環境車ガイドの挿絵は超大型NAViに差し替えられました。
幸運の連鎖
春田運輸は新社屋竣工直後、淡路島運輸は75周年前年など慶事の前後でした。山丘陸運は理由も語らず関西エリアからの超大型NAVi導入を示唆してくれました。重要なNAVi燃料充填所の閉鎖危機も原資投入なしで回避しました。幸運の連鎖です。
そこそこの才能が有利
私たちに特別優れた才能はありませんでした。逆に平均より僅かに優れたそこそこの才能であったことが成功を収めるためには有利でした。成功には運や偶然の要素の方が大きく、結局は運です。やるべきことは、運が巡ってくる確率を高めることです。
オープンな姿勢でいる
外的な出来事に遭遇する確率をコントロールすることは不可能ですが、出来事を自らつくり出し、遭遇確率を高めることは可能です。オープンな姿勢で人と接すると運に遭遇する確率も高くなります。営業ツールをオープンにした理由も実はここにあります。
心に余白をつくる
行動量を増やし、創意工夫し、他者と協働します。偶然が起こるネットワークを広げました。暇を善しとし、心に余白をつくりました。視野が広がり、身の回りに起こるさまざまな偶然に気づきやすくなり、どんな虫の知らせも決して無視しませんでした。
不運の中のプラス側面
不運に遭遇しても、プラスの側面を探し出します。滋賀運輸からターレ用の燃料需給契約の契約条件見直しを強要される不運の中、交換条件として超大型NAViの普及に関する合意書を勝ち取りました。不運な出来事も幸運に変えていきました。
チャンスから逃げない
幸運は準備が整ったときにやってくるものではありません。不運の仮面を被ってやってくることもあります。幸運に遭遇し続ける資質は特別な優れた才能ではなく、出来事を自らつくり出し、突然やってくるチャレンジのチャンスから逃げださないことです。
- to do 97:突然やってくるチャレンジのチャンスから逃げださない。
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