〔秘伝書①〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード1/人類の祖先、木登り下手説 ~創意工夫はやがてみんなを豊かにする~」
- 第三章.想像力 外伝③
- シナリオは常に美しく!欠陥文書を達意の文章に ~文章力の向上★~【1.16】
文章力で逆転できる
文章の出来ひとつで仕事がスムーズに進むことがあれば、反対に滞ることもあります。目指すは伝えたいことが相手に伝わる達意の文章です。話下手でも、文章力があれば逆転できます。文章力は人生を左右するくらい重要です。苦手なままでは大損をします。
特別な文才は不要
企画書、報告書、論文などには決まった型があり、それに沿って情報を当てはめるだけで、ある程度の文章は書けます。特別な文才は不要です。思考サイクルとフォーマットを身につけます。求められる能力はたった1つ、論理的に書くことだけです。
簡単な企画書が中心
ワードで1〜2枚やパワーポイント数枚でまとめた企画書を書く能力さえあれば、ビジネスパーソンとしてやっていけます。デジタル化進展に伴う変化の加速、テレワーク推進など、今後は一層、コミュニケーションは電子メールや簡単な企画書が中心です。
正しく学ぶ
正しく学べば文章力は確実にアップします。文章の組み立て、文章力をアップさせる、わかりやすく伝える、資料作成にあたっての留意点、資料確認のポイント、QA作成時の注意事項などについて学び、欠陥文章を達意の文章に変えていきました。
言霊
書き言葉でも大切なのは、人を動かす力ではなく、人が動きたいと思わせる力、言霊です。人を動かそうとすると人は心を閉ざします。言葉が響けば、人は自然と動き出します。本心で語っている、心から伝えたいと思う必死さが言葉に重みを与えます。
記憶域をぐるぐる回遊
人は考えているようで、過去の記憶を思い出そうとしています。新しい物事を考える思考域ではなく、記憶域の同じところをぐるぐる回遊しています。正しく考えを深める思考サイクルを学びます。頭の中に浮かんだ言葉をとにかく書き出すことから始めます。
常に美しくセクシーに
ビジネスとは競合他社に勝つことであるという戦略的思想のない企画は単なる自己満足です。ベンチマーキングし、勝つための戦略を示します。論理で納得させ、感情をも動かす、勝手に働く文章を書きます。シナリオは常に美しくセクシーに仕上げます。
文章力を磨き前進
通らない方がいい企画は不思議と通りません。却下されたおかげで道が開けることもあります。良からぬ力が働いているときに無理に動くと損をします。そんなときは次の企画に集中します。大事なのは、未来を信じて自分の文章力を磨き前進することです。
- to do 31:フォーマットを整備する。(企画書、報告書、思考を促すツール)
- to do 32:企画書には競合他社に勝つための戦略的思想を必ず入れる。
★reference「「欠陥文章」を「達意の文章」に変える」「論理的に書く/たった1枚にまとめる技術&パワーポイントを作るコツ」「コトバの力/「言葉にできる」は武器になる」
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