教えることは、学ぶこと。この街の誰もが、私の「先生」だ【4.02】

秘伝書・エピソード4

〔秘伝書④〕「社会奉仕。エピソード4/ビジネス思考でUPDATEする、僕らの街の未来 東海市アップデート宣言 ~言葉より「行動」を。口先より「成果」を~」

  • 第一章.【原点】「志」の源泉

ボランティアという選択肢

50歳対象の会社セミナーが、人生観を変えた。60歳定年後はトライアスロンを趣味に余生をと考えていた私に、同僚が語った「ボランティア」という選択肢。直後、市民大学「平成嚶鳴館」の講師募集のチラシが舞い込んだ。これは運命だ、と直感した。

教える側にいる

ビジネスの知見を地域に活かせないかと、講師に手を挙げた。現役世代の男性講師は珍しいと学長に言われながら始めた講座。謝礼は全額寄付と決め、今も寄付だけは続けている。この時、私はまだ自分が「教える」側にいると、そう信じ込んでいた。

広がりと深み

本当の先生は、生徒の皆さんだった。多様な世代や経験を持つ方々との対話は、私のビジネス一筋だった思考に、今までにない広がりと深みを与えてくれた。私が「教える」こと以上に、遥かに多くのことを「学んで」いる。その事実に気づかされた。

常識だけでは動かない

もっと貢献したいと、企画を出したが、事務局の負担増を理由に受け入れられなかった。ビジネスの常識だけでは、物事は動かない。もどかしさを感じていた私に、子育てママ向けの講義依頼が舞い込む。妻は、退院直後の体で私の背中を押してくれた。

59歳で早期退職

この講義が、私の覚悟を固めた。妻と約束したんだ。「59歳で退職し、東海市議選に出る」と。一市民として関わる限界と、市政の場でこそ実現できる改革の可能性。妻の励ましがなければ、この決断はなかった。私の挑戦は、妻との約束そのものだ。

継続的な貢献こそが

妻の看護で東海市社会福祉協議会に3年間お世話になった。恩は、行動で返したい。一過性の寄付だけで終わらせず、ボランティア団体「東海クロス・ラボ」を2025年8月に設立し、社協に登録した。継続的な貢献こそが、本当の恩返しだと信じている。

妻が生きてきた証

妻が亡き後、私はどう生きるべきか。その答えが、兼業議員となり、議員報酬を東海市の未来に投資することだった。妻が生きた証を、私のこれからの行動で刻み込む。立候補を前倒ししたのは、この決意を一日でも早く実行に移したかったからだ。

全ての人が私の先生

私のスタンスはこれからも変わらない。「私が改革します」ではない。「皆さんが培った知恵と、私のビジネススキルを掛け合わせたい」。全ての人が、私の先生だ。どうか、皆さんの声を私に聞かせ、共にこの東海市をアップデートさせてほしい。

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