〔秘伝書⑤〕「スタートアップ。ビジネス思考の秘伝52則 エピソードS/思いやりは最強の武器説(第一幕:~20X5年12月) ~制約を創造の力に変えていく~」
- 第二章.シンカ/すごいプロジェクトミーティング⑮
- PJMTG♯4/ 困りごと解消と理想未来逆算思考 ~上期振り返り~【5.23】
本稿は20X5年10月31日に開催した「第4回DX推進横断PJMTG」の冒頭挨拶の内容です。
上期活動の振り返り
4/1にPJ発足、活動計画策定後、6/9に当社全社員向け説明会開催、ポータルサイトDXG-ATHERS開設。後日、メンバーは手上げ式で、MNVトレイル社本体を含む30名のPJチームを結成、7/1よりPJ始動、ChatスペースkindleDXを開設しました。
課題登録
7月からITツール導入状況調査、#1課題登録開始。7月中旬、キックオフMTG、以降月末に定例MTG開催。ビジョンステートメント制作提案#1も失敗。フレームワークを提示し、#2課題登録実施。7月末に上層部よりDXイベント開催要望ありました。
DXイベント開催
8月末、営業第一部・第二部と役割分担FD。9/4にグループ全社向けDXイベント開催。session1で当社のDX活動計画表、session2で攻めのDX・ManaviTra紹介。その後、#3課題登録実施。9月末、PJMTGでグループ全社への貢献状況を共有しました。
グループ全体最適
グループ全社の化学反応の触媒機能を発揮。本社とは月次でFD実施。グループ全体最適として、ユースケースボード創設、ユニット別ナレッジデータセンター検討、SaaS導入手続き合理化を提案、賛同得ました。製造本部と技能伝承FDも実施しました。
改革を起こすため
改革を起こすため、9月、当社の「NEXT10YEARS COMPASS」制作提案#2も再び失敗。お困りごとの解消は「改善」。理想の未来から逆算した課題解決は「改革」。「課題と書いて伸びしろと読む」の考えは「理想未来逆算思考」を前提としています。
豊かな創造力
メンバーはDX業務に月30時間使える権利を行使しているか。豊かな創造力や決断力をネガティブに利用していないか。やらない理由はいくらでも出る。変化しない側の決断は早い。何をするかと同じくらい、何をしないかが大事(価値観変える)です。
貢献し合っている
PJは支援組織で予算を持ちません。課題登録していない部署は「PJは何もしてくれない」「自分はPJに貢献できていない」と感じるが、実は貢献し合っています。登録課題が少ないとその分、グループ全体のDX推進と登録課題への支援を増強できます。
役割分担が機能
当社のDXは役割分担が、うまく機能しています。各部主導でシステム改修やITツール導入など静的な改善課題を進め、PJ主導でグループ全社のDX推進への貢献や動的な改革課題(コンサル、新商材、新事業、No1創りで人を集める)を進めます。
- to do 45:失敗も、変革に対する現在地が明確になった価値ある結果と捉える。
- to do 46:改革課題は、理想の未来を描き、そこからの逆算思考で設定する。



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