〔秘伝書②〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード2/売れっこないもの売ってみた ~ダメそうなこと+だからいい~」
- 第三章.未完成のキセキ⑦
- 夢の膨らませ方を知る者たち ~アドバルーン施策の数々~【2.37】
屋外広告アドバルーン
昭和の時代、商業施設などでは、開店やセール中を知らせるための屋外広告としてアドバルーンが揚げられていました。人の目を惹きつけ、想像を掻き立てます。あまり見なくなりましたが、たまに見かけると今でもワクワクドキドキ感が湧いてきます。
反響や出方を観察する
市場の反響や相手の出方を見るために、計画の一部の情報を意図的に流したり、象徴的な行動を起こし、反響や出方を観察します。大量導入の兆しを捉え、NAViの普及拡大の期待感を高め、普及を軌道に乗せるためのアドバルーン施策を立案しました。
レジリエンスの森
一つ目は地元行政との「レジリエンスの森づくり」でした。NAVi製造販売会社関西から提案自粛要請があり、超大型NAViの大量導入が実質的に不可能になったため、他課所に構想をリレーしました。推進力を失い、無念にも実現できていません。
カンタン健康トイレ
二つ目は「カンタン健康ハイスペックトイレ」です。トイレを利用するだけで健康状態を診断し、助言してくれます。NAViの燃料充填は時間が長く敬遠されます。「だめそうなこと+だからいい」の発想で充填時間を活用した福利厚生を考えたものです。
簡単、感嘆アイデア
簡単に健康になれる感嘆アイデアです。早速、MNVトレイル社系列のサニタリー部門と具体化に向けて協議するも反応が悪く、発案から1年後、東名神高速道路にカンタン健康ハイスペックトイレと同コンセプトのトイレ設置計画がリリースされました。
南道頓堀川水上バス
その他に「n-アロモニアで走る南道頓堀川水上バス構想」や「NAVi全国ラッピングコンテスト開催」などの夢ある企画を検討していました。しかし、超大型NAViの大量導入が実質的に不可能になったことで、どの企画も姿を消してしまいました。
社内外問わず情報発信
アドバルーンは揚げられませんでしたが、その間も社内外問わず情報発信し続けました。業界誌には、超大型NAViの披露会などの様子を度々掲載してもらいました。社内のイントラネットには2ヵ月に1回の割合でイベント情報を発信し続けました。
夢の膨らませ方を知る
A4サイズに縮小されていた季刊誌NAVi Informationは、魅力ある活動を増やし、A3サイズに復活し、号外を出す進撃を見せました。いくつもの夢を膨らませ、夢の膨らませ方を知っているチームNAViの将来の活躍に期待が集まります。
- to do 73:世間の反応や相手の出方を見るためのアドバルーン施策を立案する。
- to do 74:(逐次刊行物があれば)魅力ある活動を増やし刊行物の号外を出す。
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