いま、人生の何時何分にいるのだろうか【1.03】

秘伝書・エピソード1

〔秘伝書①〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード1人類の祖先、木登り下手説 ~創意工夫はやがてみんなを豊かにする~」

  • 第一章.観察力、行動力 外伝
  • いま、人生の何時何分にいるのだろうか ~観察力:人生の現在地★~【1.03】

今、人生の何時何分か

関西支部直轄部署の施工部に在席時、味伸課長が課内会議でキャリア時計の話しをしてくれました。キャリア時計とは、年齢を3分の1にした数字は人生を1日で表したときの現在時刻を示している。私たちは今、人生の何時何分にいるかという話です。

キャリアの棚卸し

当時37歳の私は時刻でいうと12時20分にいました。昼休み、一息つく時間です。午前中の業務をまとめる人や溜まったメールをチェックする人もいます。一息つくとは振り返りを意味します。がむしゃらに働いてきた人もここでキャリアの棚卸しが必要です。

人生は一度、手探り

現在地を知ることは行動を変える出発点です。1日24時間は、私たちはこれまで何回も繰り返し経験しています。1日の各時間帯の中で何をやるべきかは大体わかっています。人生は一度しか経験できないので手探りです。そこで今を現在時刻に変換します。

一番輝く時期

30歳は時刻でいうと10時です。会社では朝礼が終わって本格的に動き出す頃です。まだ自分探しをしている人は遅刻です。42歳は14時です。一日の中で一番仕事が盛り上がる時間帯、工場ならフル稼働です。知識と経験をフル稼働させて一番輝く時期です。

やるべきことが見える

やがて年齢を3ではなく4で割る時代がやってきます。いくつで割るかは世代や個人によって変わります。1日の時間帯の捉え方も人それぞれです。それでもその場で少しでも立ち止まり、自分を見つめ直すと、今やるべきことが見えてくるかもしれません。

交通事故を起す年齢

交通事故が多い時間帯は、朝の8時頃と夕方の17時から18時です。同様に時刻を年齢に変換すると8時は24歳、17時~18時は51歳~54歳です。社会人が交通事故を起こしやすい年齢でもあります。優れた考え方には万能性があるという特長があります。

受けた恩恵は次世代へ

私が大阪南支社の月次朝礼でキャリア時計の話をしたとき、同世代が「その話昔聞きました。懐かしいですね」と無邪気に語っていました。前世代から受けた恩恵は次世代へ繋ぎます。組織づくりにも好意や敵意、譲歩、自己開示等の返報性が必要です。

返報のチャンス到来

キャリア時計の考え方を参考に時刻から現在地を自認し、やるべきことをしてきました。不思議な縁です。味伸元課長が関西支部長となり、15年の歳月を経て再び上司になりました。転職の仲介をしていただいた恩義もあります。返報のチャンス到来です。

  • to do 05人生の何時何分にいるかを自認し、やるべきことをやり切る。
  • to do 06前の世代から受けた好意は、次の世代へ確実に渡していく。

★reference「人生の現在地/キャリア時計 ~私たちは今、人生の何時何分にいるか~」

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