〔秘伝書③〕「不振事業の再生。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード3/赤字から稼ぐへ ~「高くても売れる」超優良サービスづくり~」
- 第五章.5年目のキセキ⑥
- くだらないことを本気でやってみる ~ポストイットとポップアップ~【3.42】
くだらないアイデア
すごい会議®︎で共有することは、言えない問題やひどい真実だけではありません。リスクの棚卸に加えて、くだらないアイデアを共有します。どんなくだらないアイデアでもかまいません。共有共感できる超短期的で明確な目標案がたくさん手に入ります。
円陣組んで3回叫ぶ
愛すべき、くだらないアイデアがどんどん出てきます。1日番頭、残業中はイスに座るの禁止、毎朝全員で円陣を組んでMNVを3回叫ぶ、MNVのかえ歌動画をYouTubeに上げる、MNVの名前入りビブスを着て出社するなどはほんの一部です。
ポストイット効果
4回目のCS調査では依頼文の1/4に手書きメッセージを書いたポストイットを貼りました。なんとポストイットを貼っただけで回答率は2倍になりました。自由記述欄も丁寧な解答をしてくれる傾向がありました。ナイスジャストアイデアです。
特別なメッセージ
メッセージを受け取った顧客は送り主の心遣いを感じ取り、報いたいと思います。自分だけの特別な依頼に感じ、自分に関係があると判断します。ポストイットが重要ではなく、肝心なのは相手が「自分だけへの特別なメッセージ」として受け取ることです。
共通体験づくり
「少しお時間をいただきますが、アンケートにご協力ください。感謝します!」というメッセージは、全キャストが真心を込めて手書きしました。これもひとつの共通体験づくりです。途中、藤田口さんの遊び心、悪ノリも垣間見られました。
ポップアップカード
アンケート調査にご回答いただいた顧客には、毎回暖かい印象のお礼状を送ります。4回目の今回は伸び代しかない山高さんがリーダーとなり、ポップアップカードを用意しました。ポップアップカードもキャストが真心をこめて手作りしました。
単純作業は個性が出る
顧客のクスっと微笑む顔を想像しながら仕事をしてもらうことも狙いのひとつです。さらに注目すべきことは、ポストイットにメッセージを書くことやポップアップカードをつくるといった単純作業にこそ個性が現れることです。強み弱みが如実に出ます。
なんかやってやろう
一見くだらないアイデアをプロとして実行できるとそこで確実に差が出ます。これが案外効果があります。くだらなくても良いのでハードルが下がり、創造性を引き出しやすくなります。なんかやってやろうという気分になり、前向きな雰囲気が出てきます。
- to do 81:一見くだらないアイデアをプロとして確実に実行する。(差が出る)
- to do 82:単純な作業時にこそ表れる個性、強みと弱みを見逃さない。
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