〔秘伝書②〕「営業改革。ビジネス思考の秘伝52則 エピソード2/売れっこないもの売ってみた ~ダメそうなこと+だからいい~」
- 第四章.3年間のキセキ⑧
- プレゼン成功の秘訣、ユモカソコイカ ~NAVi販売部門プレゼン~【2.47】
誠実な会社であるが故
NAVi製造販売会社の販売部門は、超大型NAViの普及に慎重です。誠実な会社であるが故、実績のない超大型NAViを敬遠します。ディーゼル車の愛好家の顧客をライバル会社に奪われるリスクがあります。超大型NAViの販売意欲はありません。
仁義を切る
大手の滋賀運輸の幹線協力会社連絡会での超大型NAViPRに先立ち、販売部門の東京本部にプレゼンという名の仁義切りをしました。3部署、9名が待ち構えていました。人と人は、目と目で通じあえます。何人いても一対一がプレゼンの基本です。
一言だけ覚えてもらう
導入から勝負です。一言だけ覚えてもらうなど一言を意識します。プレゼンは多くの場合、目の前の相手が第三者に説明することも考えなければなりません。相手が心にメモることを前提に話の内容を一言(ワンメッセージ、キーワード)で言い表します。
ワクワクドキドキ
夢を語り、プレゼンのゴールを予告編として示します。販売部門の営業担当が超大型NAViを武器に、ライバル会社からシェアを奪い、念願のリーディングカンパニーの座につく物語です。ワクワクドキドキの物語の創造こそがプレゼン成功の秘訣です。
捨てる勇気を持つ
論理的で分かりやすいプレゼンほど相手は安心します。全体構成はシンプルにします。どんなに準備しても、決定権は相手にあります。捨てる勇気を持ちます。相手に合わせて脱線して話す物語も用意します。どんな道でも最後にゴールに到達すれば合格です。
秘訣はライブ感覚
成功の秘訣はライブ感覚です。自分と相手が一番ワクワクドキドキする物語を探します。「やりたいこと」と「役にたてること」が結びつくほど、相手は「やりたいこと」を応援したくなります。人は誰でもワクワクドキドキする物語に加わりたいものです。
伝えたいメッセージ
論理的に着地し、ゴールに辿り着いたことが分かれば、一番伝えたいメッセージを受け止めてくれます。「当社の製品の魅力が分かりました。そこまで言ってくれるMNVトレイル社関西支部の滋賀運輸へのプレゼンを応援します」と言ってもらえました。
菊桜さんとの振り返り
帰路、番頭の菊桜師匠と振り返ります。「1時間、圧迫面接みたいでしたね」「いやいや、小鹿さんむしろ楽しんでましたよ」。ユモカソコイカ。夢、目標設定、観察力、想像力、行動力、いいこと起こす、感謝の7つがあれば必ずいいプレゼンができます。
- to do 93:プレゼンは、一言だけ覚えてもらうなど一言を意識して準備する。
- to do 94:プレゼンは、ライブ感覚でワクワクする物語を相手と一緒に探す。
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